関東で久しぶりに大雪。
高崎の街中でもしっかり降りました。
店主は雪の日のピリリと冷たい空気にふれながら、雪景色を眺めて、その不思議な静けさの中でじっと立ったままでいるのが大好きです。
調べてみると、雪の結晶が吸音材と同じ役割を果たすことと、空気が冷たくなると空気中の分子の働きが弱まって音の伝わる速度が遅くなることが静けさの科学的な原因だそうです。
天然の吸音材が空から次々と舞い落ちてきて、あたり一面に敷きつめられていく。
そんな現象なのです。
雪が積もりやすく、踏みしだかれて結晶が壊れることが少ない田んぼや畑のほうがより静けさが深く、荘厳な感じがするのも納得です。
今回は翌朝から気温が高く、積もった雪がどんどん溶けていきましたが、世界が朝日に輝きながら、次第に音を取り戻していくのを眺めているのもまた楽しいものだと思いました。
