小寒

2022年1月10日

二十四節季と七十二候の話

新年あけましておめでとうございます。

太陽暦では新年ですが、七十二候ではいよいよ終盤戦に入ったところ。


第六十八候~第七十候は、来たるべき新春へ向けた自然界の胎動が綴られます。
まず最初の変化は沢に湧く清水の温度。地中の温度がすこし変化して、凍りついていた沢にわずかな流れが生まれます。

続いて、里の畑にキジの鳴く声。オスからメスへの求愛の声は「ケーン、ケーン」と高く遠くまで鳴り響き、里山に春が近づいたことを教えてくれます。

そして第七十候。現代人にもなじみ深いふきのとうが姿をあらわします。苦みはアルカノイドという肝機能を強化する成分、独特の香りはフキノリドという健胃効果のある成分だそうで、体内の毒素を排出するデトックス効果によって、古くから日本人に愛されてきました。
天然ものが店頭に並んだらぜひお見逃しなく。

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