冬至

2021年12月27日

二十四節気と七十二候の話

今年も冬至を迎えました。

陰の力が極まり、小さいながらも陽の力が生まれるとき。
古来、「再生」のときとして、神聖な時期とされてきました。

人間世界も年の瀬を迎えて、 特に日本では「なにごとも年内に」ということで大忙し。けじめを大切にしたい気質もありますが、 陰から陽に転じる自然界の流れに私たちの心とからだが呼応しているのかもしれません。

七十二候でもこの時期は新たなる始まりの風景が続きます。

野山では鹿の角が生え変わりのために抜け落ち、田畑では米のあとに植えられた麦が雪の下でもたくましく芽吹きます。沢に目を転じれば、日本古来の野草であるせりが伸び始めています。春の七草でもあるせりは特有の香りと食感がたまりません。特に秋田のきりたんぽ鍋には欠かせない食材で、根っこ付きの新鮮なもののおいしさといったら!

寒くても、自然界のリズムはもう新たな回転を始めています。

店主のつぶやき

2021年はいろいろな変化があった一年でした。

鷺ノ宮ではテント営業が始まると同時に、ジュリエーゼ・ダ・エンメ
さんからお声かけいただき、隔週で水曜営業に挑戦。
新前橋駅前のコナリエさんの軒先営業は、7年目にして初めての群馬県内
での販売となりました。

新たな農家さんとの出会いもいっぱい。いちごのますみやさん、めずらしい品種をたくさん栽培している立川農園さん、中ねぎが絶品だった矢内農園さん。

それに、新スタッフのるーさん加入で、ニュースレターに人気コンテンツ「季節のレシピ」が載せられるようになりました。

たくさんのおもしろいこと、感動したことがあり、悔しかったことも含めて、とても充実した、長い一年でした。

みなさまに深く感謝です。どうぞすばらしいお正月をお迎えになりますように。

新しい年がみなさまにとって幸多き年となりますように。

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