2121年11月29日
二十四節季と七十二候の話
山沿いで雪がちらつき始める季節です。
北風に、金色のイチョウの葉がパラパラと舞い踊る姿は、個人的には桜吹雪に匹敵する美しさではないかと思います。
第六十候に入ると、柑橘類が目に見えて黄色くなり始めます。
柑橘の実は色あせることなく、長い間樹上にあることから、不老不死や長寿を象徴する縁起のよいものとみなされてきました。
第六十一候は二十四節季の「大雪」の初候でもあり、「閉塞成冬」。
空が重く冷たい灰色の空気で閉ざされて、本格的な冬の訪れを告げます。
昔は春まで生き延びられるかどうかという厳しい季節のはじまりだったかもしれませんが、暖房などの整った現代では、むしろバリエーション豊かな冬野菜を本格的に楽しみはじめる合図にも思えます。
いろいろなカブ、いろいろな大根、いろいろなにんじん。長芋、自然薯。クレソン、ほうれん草、小松菜。楽しみです!
店主のつぶやき
つばくろで大人気の六条大麦茶をつくっている秋山農園さんで、にんにくの植えつけを教えてもらいながらやらせていただきました。自分たちで食べる分よりも多く、ちょっと欲張って植えつけ。
上手にできたら、八百屋で売りたいなあと思っています。
今から冬を越して、春も過ぎ、梅雨の時期くらいになると収穫です。
乾燥させて、夏に出荷という予定。
さて、どういう出来栄えになるか。とっても楽しみです。
