立冬 〜 小雪

2021年11月15日

二十四節季と七十二候の話

二十四節季の立冬の末候は水仙の咲くころ。

厳しい寒さの山中にも楚々とした姿で咲く水仙は雪中花とも呼ばれ、上品な香りとともに昔から日本人に好まれる花。

寒さの深まる第五十八候は「虹、隠れて見えず」。

春、第十五候「虹、はじめて見える」と対になっていて、空気がすっかり乾燥して冬の空になったことがわかります。


そして、第五十九候「北風、木の葉を払う」。

上州群馬で古くから「からっ風」と呼ばれる冬の北風は本格的な冬の訪れを実感させてくれます。赤城の山から吹きおろし、関東平野をどこまでも吹き荒れていく「木枯らし」となって木々に最後まで残っていた葉を吹き飛ばします。

この冷たい風が冬野菜を鍛え、根菜類や葉もの類の糖度をどんどん高めて、おいしくしてくれます。農家さんの畑仕事には辛い北風ですが、関東平野のおいしい野菜づくりには欠かせません。

店主のつぶやき

群馬・新前橋駅前で、最高においしいパスタをつくるコナリエさんの軒先での「小さなつばくろ」。来てくれるのは、コナリエさんに集う、おいしいもの好き、食いしん坊のお客さんばかり。とても楽しい営業でした。

コナリエさんのお向かいにはこれまたすてきな酒屋さん。「この軒先で、買った野菜を切ってオリーブオイルで食べたり、七輪で焼いて食べたりしながら、立ち飲みしたらどうだろう?」「ええー!それは楽しすぎますね」早くも次の楽しい企画が生まれ、大盛り上がりしたのでした。

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