2021 年6月 28 日
二十四節季と七十二候の話
夏至の次候から、小暑の初 候にさしかかるとき。毎年、この 時期の夕方は空を見上げて 「日が伸びたなあ」と、何度つぶ やくことか。関東でも 19 時くらい までは明るいですし、関西や中 国地方では 19 時半くらいでもま だ明るかったりします。
「今日からは毎日昼の時間が すこしずつ短くなるのだなあ」と 思うと不思議な気持ちに。という のも、暑さはこれからが本番。七 十二候の第三十一候の「温風 (あつかぜ)、至る」は梅雨明け後に吹くという「白南風(しろは え)」のことを表しています。
田んぼに植えられた苗が暑さ に耐えて、一生懸命に成長しよ うとがんばるとき。人間たちも、 稲の赤ちゃんを守ろうと、除草 のため、何度も田んぼに入りま す。苗がしっかりと田んぼの泥 に根を張るまで、もうすこしの辛 抱です。
夏野菜のトマトやきゅうりが特 においしく感じられる季節でもあ ります。

店主のつぶやき
毎年恒例の田植え。
今年は新型コロナのこともあり、毎年来てくれる数家族だけに 声をかけて、こじんまりとやりました。
朝から夕方までやっても終わるどうかと 覚悟していたのですが、3~4年前には 小さくて田んぼに入るのも嫌がり、お父さ んとお母さんにしがみついてばかりだった 子どもたちが今年は自分から進んでどん どん田んぼに入ってくれて、結果的に今 まででいちばん楽しく、ちょうどいい疲れ 具合の田植えになりました。
あぜ道で食べる炊き立てごはんは今年 も最高でした。



